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WEBプロダクションの新たな取り組み

日進月歩で進化を遂げるWebの世界。変化の激しい業界を生き抜くため、そして新たな活躍のフィールドを切り拓いていくために、Webプロダクション各社は独自の成長戦略を打ち立てている。株式会社スパイスワークスもそのうちの一社だ。
2000年に誕生した同社は創業以来、Webサイトにおけるブランディング、eラーニング教材開発をメインに手掛けてきた。着実にWebプロダクションとしての実績と歴史を積み上げ、設立15年目に初の海外進出に踏み切る。常に顧客満足向上にこだわってきた同社がなぜ海外進出を選んだのか―この特集では、スパイスワークスの代表・関根氏と、海外支社のマネージャーとして働くメンバーにインタビューを行ない、新たな挑戦に踏み切った背景と現状に迫った。

顧客満足向上のさらなる追求へ、
"ミャンマーでの事業展開"という道。

国内から海外へ―15年目の挑戦

15年という年月を積み重ねる中で、私たちが年々実感していたのが人材確保の難しさでした。日本の人口は減少の一途を辿り、少子高齢化が進み続けています。今後、日本での人材確保がさらに難易度を増すことは想像に難くありません。優秀な人材の確保ができなければ、益々高度になりボリュームを増す顧客からの要求に応え続けることができなくなることを危惧していました。一方で世界に目を向けてみると、ASEAN諸国は人口が増え続けているだけでなく、10 ~ 20代の若年層が国を支えています。人材が欲しいという私たちのニーズと、日本の技術を身に付けたいというASEAN諸国のニーズが上手くマッチして、お互い協力し合いながら発展できる関係が作れるのではないかという思いから、海外進出という答えに辿りつきました。

ミャンマーを選んだ理由とは?

初の海外進出にあたって、キーワードとなったのは“人間関係の構築しやすさ”でした。いくつか候補の国が挙がる中でミャンマーを選んだのには理由があります。ミャンマーは仏教国ということもあり、穏やかで親切という日本の国民性と近しいものを感じました。また失業率は4%で、他の東南アジア諸国よりも人材を確保しやすい点も魅力でした。さらに、進出先のリサーチを行なっていた頃、偶然にもミャンマー出身のメンバーがインターンとして入社することになったんです。彼の誠実な性格や、日本人メンバーと上手く調和しながら働く姿を見て、ミャンマーという新天地で事業をスタートさせるビジョンをNew initiatives of web productionWEBプロダクションの新たな取り組み描くことができました。

海外進出がもたらしたさらなる顧客満足

そして2015年3月にスパイスワークスミャンマーが立ち上がりました。ミャンマーでは、日本で受けたプロジェクトのWebコーディングとシステム開発を手掛けています。2016年8月時点でメンバーは10名。インターン生として入社したミャンマー出身のメンバーをマネージャーに抜擢し、彼を中心とした20代前半の若手たちでチームが構成されています。経験の浅いメンバーが大半を占めるため、研修にはOFF-JT のみでまる6 ヵ月間という十分な時間を確保しました。向上心の高い社員が多いことから、今ではメキメキと頭角を現している人も。日本との距離がありながら、スピード感を持って制作物を作り上げています。クライアントからの要求にスピーディーに対応できる機動力が増強され、日本国内では積極的な提案など、顧客からの依頼を待たずに動ける体制を強化することができました。

スパイスワークスのこれから

現在、ミャンマーでは日本のプロジェクトをメインに手掛けていますが、今後は東南アジアに進出する日本企業のサイト制作にも対応するなど、現地の拠点を活かしたビジネスを展開していきたいと思っています。また、制作体制が強化されたことで、日本国内では新たな提案やコンサルティングなど、クリエイティブな部分をさらに集中強化しています。もちろん、今後はミャンマーでもクリエイターやディレクターなどの人材採用の必要性が高まるでしょう。ミャンマーにオフィスを開設したことによって、人材の確保、海外マーケットの開拓といった直接的なメリットだけでなく、日本国内の体制を強化できるという手応えも同時に得ることができました。スパイスワークスでは今回の進出を足掛かりに、他の東南アジア諸国への事業展開も意欲的に推し進めていく考えです。

ミャンマーでのデザインコンテスト(WIT)開催

私たちは海外進出による事業拡大だけでなく、ミャンマーにおけるクリエイティブの発展の一翼を担う、というミッションも掲げていました。実はミャンマーはデザインの重要度が低く、街を歩いていてもデザイン性の高い広告などを見かけることはほとんどありません。こういう状況ですので、デザインがビジネスになるという土壌が成熟していません。しかし、最近ではミャンマーでもインターネットが普及しており、Webやデザインに興味を持ち、コンピューター大学やWebスクールなどに通う若者も増えています。そこでスパイスワークスは、“クリエイティブな人材をミャンマーから発掘する”というコンセプトをもとに、ミャンマーの都市部でデザインコンテスト「WIT」(Web Innovative TalentAward)の開催に踏み切りました。対象は主に、Webクリエイターを目指す学生や若手たち。優勝者には、賞金の授与と日本企業の制作現場見学を予定しています。コンテストのプロモーションのため、さまざまな学校に赴いたのですが、どの学校も興味を示してくれるだけでなく、積極的に参加を約束してくれました。応募受付は2016年10月開始となりますが、すでに、国営放送からも受賞イベントの放映オファーがあり、国全体の注目が集まる一大イベントとなりそうです。ここで優勝者を出し、目標になるようなデザイナーを創り出すことができれば、クリエイティブに興味を持つ若者たちが増え、デザイナーが活躍できる世界へと一歩近づくに違いないと考えています。

  • ペアクリエイション制度
    2人1組のペアを組み作業をする制度です。ディレクター、デザイナー、プログラマ、全職種において実施しています。先輩による後進育成だけでなく、2人体制で臨むことでミスが減りサービス品質の向上を実現しました。「あの人しかわからない」という状況がなくなり、クライアントからも「より安心感が増した」とご好評をいただいています。
  • 100,000いいねプロジェクト
    スパイスワークスミャンマーのFacebookが「100000いいね!」を超えたことを記念し、日本とミャンマー合同で特別サイトを制作。ゲーム感覚でキャラクターを生み出せるサイトで、合計100000キャラクターを超えたら未来を担う子供たちのために寄付を行ないます。ブレストからデザイン、開発まで協力し合って進めたことで、日本とミャンマーの距離が縮まり、人材育成にもつながるプロジェクトとなりました。
  • 1080(テンエイティ)評価
    半年ごとに行なわれる評価制度です。“アクション=行動指針に沿って実行できたか”、“プロセス=適切な工程を踏んで業務を進められたか”、“ボリューム=担当した業務量”という3つの軸で、上司や同僚、部下など360度から評価(3軸×360度=1080)されます。詳細な評価項目でメンバーが自分の現状を明確に把握できるため、安定した高度人材確保につながっています。
株式会社スパイスワークス

2000年創業。WEBデザイン、eラーニングシステムの開発を、企画、デザインからシステム開発、運用、効果分析までトータルに手掛ける。制作のクオリティだけでなく日々の丁寧で細やかな対応が評価され、クライアントの95%がリピート顧客。顧客との中長期的な信頼関係の中で実績を上げている。

住所:〒160-0005 東京都新宿区愛住町19-13泰美ビル4F

TEL:03-5919-3984

代表:関根聖二

資本金:¥10,000,000

事業内容:ウェブサイト・モバイルサイトの企画・制作・運用、ASPサービスの企画・開発・運営、教育用インターフェイスの企画・開発・運用

平均受注額:50万円〜

得意なジャンル:
飲食飲食公共公共エンターテイメントエンターテイメント